京築のヒノキと暮らすプロジェクト
[略称:ちくらす]とは
福岡県京築地域の森林で育つヒノキは、年輪幅が緻密で赤身があり、良質な材として知られており、枝打ちや間伐といった適切な施業により良質な材を生産する「京築ヒノキ憲章」を宣言して、産地化に取り組んできました。
しかしながら、近年は住宅構法の変化や、安価な外材との競争により、なかなか良質な材が評価されなくなり、森林の廃棄が進みつつあります。
そこで、平成27年度より、京築地区森林林業推進協議会(2市5町、森林組合、県、森林管理署)と地域の大学が連携してプロジェクトを立ち上げ、森林資源の新たな利用方法を提案する活動を行っています。
「ちくらす」は福岡県内に所在する西南女学院大学と西日本工業大学による商品開発プロジェクトです。商品開発の手法として合同形式のコンペティション通称「合コン」を行っています。京築ヒノキ材の活用テーマと要項を西南女学院大学が作成し、テーマに対するデザインを西日本工業大学が提案する新しい形式です。